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なぜ?リボ払いが「返せない沼」に陥る仕組み
「毎月きちんと返済しているはずなのに、なぜか借金が全く減らない…」「気づけば利用残高が膨れ上がり、返済のために別のカードを使う自転車操業状態になっている…」
もしあなたが今、クレジットカードのリボ(リボルビング)払いの返済に追われ、このような状況に陥っているのであれば、それは決してあなた一人の責任ではありません。リボ払いは、その仕組み自体が利用者を返済困難な状況に陥らせやすい、非常に注意が必要な支払い方法なのです。
私たち平井・柏﨑法律事務所は、北九州・小倉の地で、これまで多くのリボ払いをはじめとする借金問題のご相談をお受けしてきました。その経験から言えるのは、この問題は一人で抱え込まず、できるだけ早く専門家にご相談いただくことが、解決に向けた重要な第一歩となる可能性が高いということです。
この記事では、なぜリボ払いが危険なのか、そしてもし返済が困難になった場合にどのような解決策があるのかを、法律の専門家である弁護士が分かりやすく解説します。
毎月払っても元金が減らない「リボ払いの罠」

リボ払いの最大の問題点は、毎月の支払額が一定であるため、一見すると家計管理がしやすいように見えてしまう点にあります。
しかし、その支払額の内訳を見ると、その多くが手数料(利息)の支払いに充てられ、肝心の元金はほとんど減っていないというケースが少なくありません。特に、利用残高に応じて毎月の支払額が変動する「残高スライド方式」では、返済が進んで残高が減ると月々の支払額も減るため、完済までの期間がさらに長期化し、結果として支払う利息の総額が雪だるま式に膨れ上がってしまうのです。
例えば、簡単なシミュレーションを見てみましょう。
| 毎月の返済額 | 返済回数 | 手数料総額 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 37回(約3年1ヶ月) | 約68,000円 |
| 5,000円 | 89回(約7年5ヶ月) | 約194,000円 |
※上記シミュレーションは年利15.0%を単純に月利換算して元利均等返済で計算した例です。実際の返済額や手数料はご契約内容によって異なります。
このように、月々の返済額を少なく設定すると、返済期間が大幅に延び、元金の半分以上の金額を利息として支払うことにもなりかねません。これが、リボ払いが「終わらない借金」「返済の沼」と呼ばれる所以です。
これが限界のサイン!弁護士相談を考えるべき状況
「まだ大丈夫」「もう少し頑張れば返せるはず」と考えているうちにも、状況は刻一刻と悪化していきます。もし、以下の項目に一つでも当てはまるものがあれば、それは返済が限界に近づいている危険なサインです。すぐにでも専門家への相談をご検討ください。
- リボ払いの返済のために、他のカードでキャッシングをしたり、消費者金融から借入れをしたりしている。
- クレジットカードの利用可能額(ショッピング枠・キャッシング枠)が常に上限に近い。
- ここ数ヶ月、毎月の最低支払額しか返済できていない。
- リボ払いの残高がいくらで、いつ完済できるのか正確に把握できていない。
- 借金総額が年収の約3分の1を超えると家計が圧迫されやすい、とする目安が民間で用いられることがあります。ただし、個別の返済能力は家計状況や負担の内訳で異なります。
これらの状況を放置すると、やがては返済が滞り、カード会社からの督促が始まり、最終的には財産の差し押さえといった事態に至る可能性もあります。そうなる前に、専門家の力を借りて、安全かつ確実に生活を立て直す方法を一緒に考えましょう。
リボ払いを解決する3つの債務整理|あなたに合う方法は?
リボ払いの返済がご自身の力だけではどうにもならない状況に陥ってしまった場合、法律で認められた借金問題の解決手続きである「債務整理」を検討することになります。債務整理には、主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
どの手続きが最適かは、あなたの借金総額、収入、財産の状況などによって異なります。まずはそれぞれの特徴を理解し、ご自身の状況と照らし合わせてみましょう。
【弁護士コラム】私たちの経験から見る、リボ払い問題の現実
平井・柏﨑法律事務所では、これまで数多くのリボ払いやカードローンによる多重債務のご相談に対応してまいりました。ご相談に来られる方の多くは、「まさか自分がこんなことになるなんて」という戸惑いと、「誰にも言えない」という孤独感を抱えていらっしゃいます。
ある方は、少しの贅沢のつもりがいつの間にか残高50万円を超え、気づけば3社から合計200万円のリボ払いを抱え、毎月の返済額は10万円近くに。返済のためにパートを増やしても、支払いのほとんどが利息に消えていく現実に絶望されていました。
私たちは、まずその方の不安な気持ちに寄り添い、状況を丁寧に整理することから始めます。そして、債務整理という法的な手続きが、決して人生の終わりではなく、未来の利息をカットし、今の収入の範囲内で着実に返済していくための「再スタートの手段」であることをご説明します。
実際に任意整理を行ったその方は、将来利息が全額カットされ、月々の返済額を3万円まで減らすことができました。「もっと早く相談すればよかった」と安堵の表情で話された時、私たちはこの仕事の意義を改めて実感します。あなたのその苦しみは、法的な手続きで必ず解決の道筋を見つけられます。どうか一人で悩まず、私たちにご相談ください。
任意整理:将来利息を交渉でカットし、通常は3~5年程度の分割返済を目標とするが、合意によっては期間が異なることがある
任意整理は、裁判所を介さず、弁護士がカード会社などの債権者と直接交渉し、将来発生する利息(将来利息)をカットまたは大幅に減額してもらい、減額された元本のみを原則3年~5年(36回~60回)の分割で返済していく手続きです。※期間や条件は債権者との交渉結果により異なります。
リボ払いは利息の負担が非常に大きいため、この将来利息をカットできる任意整理は極めて有効な解決策となります。これまで利息の支払いに追われていた状況から脱し、支払った分だけ着実に元本が減っていくため、完済への明確な道筋が見えるようになります。
【任意整理が向いている方】
- 比較的借金総額が少ない(~300万円程度が目安)
- 安定した収入があり、分割での返済を継続できる見込みがある
- 保証人がいる借金や、住宅・自動車ローンなどを手続きから除外したい
- 裁判所を通す手続きには抵抗がある
個人再生:借金元本を大幅に圧縮し、計画的に返済
個人再生は、裁判所に申立てを行い、再生計画の認可決定を受けることで、借金の元本そのものを大幅に(通常は5分の1から10分の1程度に)圧縮し、その圧縮後の金額を原則3年(最長5年)で分割して返済していく手続きです。
リボ払いの他にも多額の借金があり、任意整理では返済の継続が難しい場合に有効です。また、「住宅資金特別条項(住宅ローン特則)」を利用することで、住宅ローンはそのまま支払い続け、マイホームを手放すことなく他の借金だけを整理できる可能性がある点も大きな特徴です。
【個人再生が向いている方】
- 借金総額が大きいが、自己破産は避けたい
- マイホームや高価な財産(車など)を残したい
- 安定した収入が見込める
自己破産:裁判所の免責許可で返済義務をなくす
自己破産は、裁判所に申立てを行い、「免責許可決定」を得ることで、税金などを除くほぼ全ての借金の支払い義務を免除してもらう手続きです。支払い能力がなく、任意整理や個人再生での返済も困難な場合の、生活再建のための最終的な救済制度と言えます。
「破産」という言葉の響きからネガティブなイメージを持たれがちですが、自己破産は国が認めた正当な権利であり、人生をやり直すための非常に重要な制度です。ただし、不動産や20万円以上の価値がある財産などは原則として手放すことになり、一部の職業に一定期間就けなくなるなどの資格制限もあります。
【自己破産が向いている方】
- 収入がない、または収入が著しく低く、返済の目途が全く立たない
- 借金総額が非常に大きく、任意整理や個人再生では解決できない
- 高価な財産を所有していない
リボ払いの過払い金は?利息制限法との関係を解説
「リボ払いでも過払い金が戻ってくるのでは?」と期待される方がいらっしゃるかもしれません。まず、過払い金とは、利息制限法で定められた上限金利(年15~20%)を超えて支払った利息のことを指します。
かつて、多くの貸金業者は利息制限法の上限を超える「グレーゾーン金利」で貸付を行っていました。このグレーゾーン金利で長期間返済を続けていた方は、過払い金が発生している可能性があります。
しかし、一般に、2006年の最高裁判断や2010年の法改正によりグレーゾーン金利は撤廃され、2010年以降に発生したリボ契約については過払い金が発生する可能性は低いとされています。ただし個別契約によるため一律には言えません。
これは、法改正や最高裁判所の判決を受けて、ほとんどのカード会社が2010年頃までに金利を利息制限法の範囲内に見直したためです。したがって、比較的最近になってからリボ払いの利用を開始した方や、2010年以降の契約に基づくリボ払いについては、適法な金利であるため過払い金は発生しないのです。
過払い金の有無に過度な期待を寄せるのではなく、現在の借金と向き合い、債務整理によって着実に解決を図ることが重要です。
リボ払いを返せない悩みは北九州の弁護士にご相談ください
リボ払いの返済問題は、一人で悩み続けていても解決しません。むしろ、時間が経つほど利息は膨らみ、状況は悪化してしまいます。この問題の解決には、法律の専門家である弁護士のサポートが不可欠です。
私たち平井・柏﨑法律事務所は、債務整理に関するご相談、特にリボ払いやカードローンに関するご相談に力を入れています。JR小倉駅から徒歩約5分、モノレール平和通駅から徒歩約3分とアクセスしやすい場所に事務所を構え、北九州市および近隣地域の皆様からのご相談をお待ちしております。
当事務所では、借金問題に関する初回のご相談は60分無料です(来所相談・要予約)ので、まずは無料相談をご利用ください。
弁護士への相談で得られる3つのメリット
- 受任通知が到達すれば、通常は債権者からの直接の取り立てが停止します。
弁護士にご依頼いただくと、私たちは直ちにカード会社などの債権者へ「受任通知」を送付します。この通知が届けば、法律により債権者はあなたへ直接の連絡や取り立てをすることができなくなります。精神的なプレッシャーから解放され、落ち着いて生活の立て直しに集中できます。 - あなたに最適な解決策を提案してもらえる
前述の通り、債務整理には複数の方法があります。弁護士はあなたの収入、資産、借金の状況、そして何より「これからどう生活していきたいか」というご希望を丁寧にお伺いした上で、法律の専門家として最も適した解決策を具体的にご提案します。 - 複雑な手続きや交渉をすべて任せられる
債権者との交渉や、裁判所に提出する複雑な書類の作成など、債務整理の手続きは専門的な知識を要します。これら全ての対応を弁護士に一任できるため、あなたは仕事や日常生活に支障をきたすことなく、解決までの道のりを歩むことができます。
平井・柏﨑法律事務所の解決事例
【事例】月10万円のリボ払い返済が月3万円に(40代・女性・パート)
Aさんは、複数のクレジットカードでリボ払いを繰り返し、気づけば借金総額が250万円に膨らんでいました。毎月10万円近くを返済しても元金がほとんど減らず、将来に絶望して当事務所の無料相談に来られました。
私たちはAさんから丁寧にお話を伺い、家計の状況を分析しました。その結果、安定したパート収入があることから、裁判所を介さない「任意整理」が最適と判断。直ちに各カード会社と交渉を開始しました。
交渉の結果、将来発生するはずだった利息を全てカットすることに成功。250万円の元本のみを、Aさんの希望に沿って5年(60回)の長期分割で返済する和解を成立させました。これにより、月々の返済額は約4万2千円にまで大幅に軽減され、Aさんは「これなら無理なく返していける。精神的に本当に楽になった」と、新たな一歩を踏み出すことができました。
※上記は事例を一般化したものであり、同様の結果を保証するものではありません。
リボ払いの返済に関するよくあるご質問(FAQ)
最後に、リボ払いの返済や債務整理に関して、ご相談者様からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 家族や会社に知られずに手続きはできますか?
A. 債務整理の方法によって異なります。
弁護士が債権者と直接交渉する「任意整理」であれば、裁判所からの通知などがなく、ご家族や会社に知られる可能性は極めて低いです。
一方、「個人再生」や「自己破産」は裁判所を通す手続きのため、国の広報誌である「官報」に氏名や住所が掲載されます。しかし、官報を日常的に確認している一般の方はほとんどいないため、そこから知られる可能性は低いと言えます。
当事務所では、ご連絡の時間帯や郵送物の送付先など、プライバシーに最大限配慮して手続きを進めますのでご安心ください。
Q. 弁護士費用が払えるか心配です。
A. 費用の心配でご相談をためらう必要はありません。
当事務所では、初回のご相談は60分無料です。まずはお金のご心配なく、現状をお聞かせください。
正式にご依頼いただく際の弁護士費用については、分割払いに柔軟に対応しております。多くの場合、弁護士に依頼して債権者への返済が一時的にストップしている間に、費用を積み立てていただく形で対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q. 債務整理をすると、もうローンは組めませんか?
A. 一定期間は難しくなります。
債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されます(いわゆる「ブラックリスト」に載る状態)。この情報が登録されている期間(手続きの種類にもよりますが、おおむね5年~7年程度)は、新たにクレジットカードを作成したり、ローンを組んだりすることは難しくなります。
しかし、これは無計画な借入れを防ぎ、あなたの生活を再建するための大切な期間です。この期間にしっかりと家計を立て直し、登録期間が終了すれば、再びクレジットカードの作成やローンの申込みが可能になる場合があります。

北九州・小倉の法律事務所「平井・柏﨑法律事務所」で、暮らしに寄り添った法的サポートを行っています。債務整理、離婚問題や不倫慰謝料請求、交通事故など、身近な悩みに丁寧に耳を傾け、安心できる解決を目指しています。小倉駅から徒歩5分、アクセスも便利。地域のみなさまが気軽に相談できる場所でありたいと考えています。
